産学連携、あるいは産学官連携などの掛け声がかかり始めてから、かなり久しい時間が経ちました。しかし、極めてうまく連携が働き、例えば新しい産業が興ったという話は未だほとんど聞こえてきません。その原因の一つは、工科系大学の教育・研究方法と企業の製品開発に対する考え方がちぐはぐであるからと思われます。そこで、この溝について若干話を絞って考えてみましょう。