1.人の上に立つとは2017年09月15日

人それぞれの人生において、その人が好むと好まざるとに拘らず、一つの組織の中でいろいろな立場に遭遇することがあります。企業のトップであったり、下支えをする部門あるいは担当者であったり、様々です。そういう組織に属している場合、特にトップとはいかなる立場の人か、誰がトップを司っているかについて、考えておくのは、現状を把握したり、後々の予測のためにも有益であると思います。

そこで、人の上に立つとはどんな心構えを持っていなければならないか、ということについて考えてみます。そのような時、最低限の自覚すべき規範、あるいは慎重に考慮しておくべき事柄等について、数多の先達が公表してきた教訓を調べ直すことが最も手っ取り早く、また大切であると思います。調べた内容はまず考察して、一旦は並べ替え、そして過不足なく全体像を作り上げ、これに基づいて考える道筋を新しく作るのが賢いやり方であろうと思います。ゆったりと広い視野に立ち、得意あるいは不得意な分野に捉われず、視点を移動してゆけば、何か新しい思考の糸口が思い浮かぶことでしょう。

◇人の上に立つには
以下に、人の上に立つにはあらかじめ自覚しておきたい事柄として、3つの事柄(人のしぐさ)を挙げておきます。一つ一つについて、私見を交えながらやや詳しく説明します。
その①:論語 『不恥下問』 より
その②: 『出所進退』 を考える
その③: 『人物を見る』
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